VIISta® Trident

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Tom Parrillが、イオン注入の役割と最先端のトランジスタ向け低温注入機能を備えたTridentシステムについて説明します。

チップの複雑化に伴い、注入ステップ数も増加しています。今日、メモリを内蔵したCMOS集積回路では、注入工程が60以上にも達し、これらの工程の多くがデバイス性能を大きく左右します。

新しいVIISta Tridentシステムは、半導体業界で最も高度な枚葉式の大電流イオン注入ソリューションです。このシステムは、VIISta高電流イオン注入プラットフォームの生産実証済みシングルウェハ・アーキテクチャを活用して、エネルギー純度、均一性、角度および線量率制御の新しい基準を設定し、高度なノード要件を高歩留まりで最高の生産性で実現します。

Tridentプラットフォームでは、デュアルマグネットリボンビームアーキテクチャと革新的なエネルギー純度モジュール(EPM)を組み合わせ、精確かつ制御された注入プロフィールを提供します。EPMはまた、ビームラインエレメントで生成されるパーティクルを効果的に除去して、ウェーハをこのようなコンタミネーションから隔離します。VIISta Tridentプラットフォームは、独自のクローズドループ制御システムを使用してビーム角度を測定、修正する唯一の高電流システムで、ゼロ角度(True Zero)および正確な高傾斜角注入を実現する、極めて正確で再現性の高い入射角制御を提供します。

 

VIISta Trident Crion™を入れたコンフィギュレーションにすることにより、Tridentプラットフォームは効率の高いウェーハ冷却や温度制御の改善を含む極低温注入機能を備え、ダメージエンジニアリングと精密なマテリアル改質アプリケーションが可能になります。先進のテクノロジーノードでは、ドーパントの活性化とEOR(end of range)欠陥の除去が大きな課題で、高性能チップのスケーリングを妨げる可能性があります。 

VIISta高電流システム群はすでに世界中の主要なメモリ/ロジックデバイスメーカー、ファウンドリーにて生産開始しています。